本報告書は、文部科学省が採択した「世界を対象とした地域研究推進事業」の一つの中東研究の一環として、中東・北アフリカ地域に駐在を経験した日本人ビジネスマンを対象に行ったアンケート調査の成果の一部としてまとめたものである。
中東の人々と日本人とがお互いを認識し、評価する際にミスマッチがあり、認識と評価のずれが大きいと言われている。このずれを解明するには、まず以前に中東に駐在を経験した人たちが、どのような意識を持って現地に赴任し、駐在期間中にどんな経験をして帰国し、現在までどのような意識を持ち続けているのか調べたいという問題関心からこの意識調査は企画された。
なお、本報告書はアンケート調査によって得られたデータを単純集計した形で提供するものであり、当該データの分析結果については、あらためて「リサーチ・レポート」として取りまとめる予定である。 |