Need-Based Program for Area Studies

The Middle East within Asia: Law and Economics

ニーズ対応型地域研究推進事業

アジアのなかの中東:経済と法を中心に

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日本人の中東以外のイスラム社会観―長期滞在者

調査目的

 文部科学省「世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業」中東地域研究プロジェクト 「アジアのなかの中東-経済と法を中心に」は、これまで、「日本と中東との間に観察される認識・評価上のミスマッチを解消し、中東を日本にとって身近なものにする」ため、いくつかの意識調査を実施し、その成果を調査報告書(Research Report Series)として刊行してきた。
 本報告はこうした意識調査のひとつとして2008年7月に実施された、「中東以外のイスラム国に駐在経験を持つビジネスマン」に対する意識調査に基づいている。 その目的は、 中東以外のイスラムの国に生活した日本人の対現地社会・イスラム観を調査し、それとの比較によって、中東諸国で生活した日本人の対中東・イスラム観の特徴を明らかにすることである。


調査方法

 調査は、中東以外のイスラム国に駐在している日本人ビジネスマンに対するアンケート票の 配布によってなされた。 アンケート票は日本のプロジェクト事務局から各国の日本人会にメールで送られ、日本人会がアンケート票をメール連絡網によって配布し、回答は調査対象ビジネスマンから各自プロジェクト事務局にメールで送られた。
 アンケート調査の実施時期は2008年7月から月までで、88名から回答が寄せられた。
 調査対象者の駐在国別内訳は次の通りである。

滞在国 実数
マレーシア 30 34.1%
インドネシア 20 22.7%
ウズベキスタン 15 17.0%
カザフスタン 5 5.7%
パキスタン 12 13.6%
ナイジェリア 6 6.8%
合計 88 100.0%


調査実施者
  調査は、プロジェクト事務局の統括のもとで、以下のスタッフによって実施された。

谷川達夫(国際社会貢献センター、コーディネーター)・責任者

加藤博(一橋大学大学院経済学研究科教授、アラブ社会経済史)

岩崎えり奈(共立女子大学文芸学部専任講師)

吉年誠(一橋大学大学院社会学研究科博士後期過程・当時)

臼杵悠(津田塾大学学芸学部情報科学科4年)


調査協力者・組織

 アンケート調査は、以下の組織の協力の下に実施された。
  クアラルンプール日本人会(マレーシア)
  ジャカルタ ジャパン クラブ(インドネシア)
  タシケント日本人会(ウズベキスタン)
  カザフスタン日本人会
  カラチ日本人会(パキスタン)
  ナイジェリア日本人会
 お世話になりました上記日本人会の皆様方に、ここに改めて、お礼を申し上げます。


調査内容

アンケート票
単純集計結果

③Research Report Series No.9
 谷川達夫 『日本人の中東以外のイスラム社会観―長期滞在者ならびに駐在経験者』



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