新着情報 / What's New
- 更新情報(2016/4/1)(NM-LAB / 2016年3月9日)
- 関係資料を更新しました。(大川周明とイスラム / 2015年10月26日)
- ムハッラビーヤ(中野堯子と加藤貴美恵の中東料理教室 / 2015年8月17日)
プロジェクト
大川周明とイスラム
わたし(加藤博)は、民間外交推進協会の月刊FECニュースの「テラス」というコラム(291号、2009年9月1日)に、「なぜイスラム金融なのか」と題する短文を書いた。なぜ日本人はイスラム金融に馴染まないかを、異文化理解の困難さにひっかけて論じたものであった。その直後の2009年9月4日、一通の丁寧な内容の手紙がわたしの元に届いた。カンボジア大使館にお勤めの山本哲朗氏(*)からの手紙であった。それは、自費出版のご著書『コーランの世界』を一部、後日郵送するが、受け取ってもらいたいとの挨拶状であった。 山本氏は先の短文を読まれ、著作をわたしに贈ろうと思ったという。それはそれで名誉なことであるが、この書き出しの後に書かれていた山本氏の自己紹介の文章に、わたしは興味を抱いた。
尾崎三雄 アフガニスタンでの足跡
2001年9月11日の米国における「同時多発テロ」事件は、その後の世界の政治地図を一変させた大事件であった。この事件をきっかけに、米国とその同盟国は、アフガニスタンを攻撃し、当時、アフガニスタンを統治下に置いていた「イスラム原理主義」勢力のタリバン政権を崩壊させた。アフガニスタンは、世界の注目を集める存在になった。こうしたアフガニスタンをめぐる政治情勢は、そこから遠く離れた日本、それも本州の西のはずれ山口県において、それまで、遺族など、限られた関係者にしか知られていなかった一人の日本人の事績に光を当てることになった。
エジプト社会経済基礎データプロジェクト
The purpose of this project is to build a document and statistical database that enables empirical studies of the social issues in Egypt from multi-perspective. Statistics and documents to be collected are :
(1) historical documents and legal texts
(2) statistics published by government and other official sources
(3) micro data collected through surveys
(4) geographical information
一橋大学地中海研究会
一橋大学地中海研究会は、地中海世界に関する学際的な研究をめざして、1973年、一橋大学において設立された。当時、日本で、地中海世界そのものを対象とした研究はほとんどなかった。以来、地中海研究会は、定期的な研究会のほか、内外の研究者を招いての特別講義、地中海地域でのフィールド調査を組織してきた。その成果は、邦文、欧文の報告書としてまとめられたが、それらは、2,3年ごとに刊行されてきた研究会雑誌『地中海論集』(Mediterranean World)として刊行された。これまでの長きにわたる期間、研究会は、日本国・文部科学省の科学研究費補助金によって運営されてきた。
過去のプロジェクト
文書アーカイブ:エジプト西部砂漠・オアシス地方の歴史文書
エジプト西部には西部砂漠あるいはリビア砂漠と呼ばれる、広大な砂漠が展開している。そこには、東からハルガ、ダハラ、ファラフラの三つのオアシスが存在し、オアシス住民たちは、古来、ナイルの水に依存したナイル峡谷とは異なる伝統社会を育んできた。その文化を一言で述べれば、「交易・落人」文化である。実際、例えば、ハルガ・オアシスの中心都市ハルガの住民は、リビアからの移民、スーダンからの移民、アラビア半島からの移民、そしてエジプトの首都カイロで権力闘争に敗れたマムルーク(奴隷貴族)の残党の子孫たちから構成されている。それは、この地が、砂漠のなか、東西南北と縦横に走る大小さまざまな交易路の結節点であったからである。
アジアのなかの中東:経済と法を中心に
『アジアのなかの中東:経済と法を中心に』は、2006年度文部科学省「世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業」による5年間の 研究プロジェクトであり、社会のニーズに対応するなかで、中東をアジアのなかで理解する視点を得て、欧米中心の中東地域研究から脱し、日本と中東との直接的な協力関係に立つ、学際的かつ地域横断的な中東地域研究を構築することを目的とする。